温泉

お風呂のご案内

月光の湯

月光の湯

源泉掛け流しの大浴場「月光の湯」。
男女入れ替え制となっております。
清潔感に溢れてた脱衣所もご好評頂いております。万葉の時代よりこんこんと湧き出る黄金の湯をご満喫下さい。

折鶴の湯

折鶴の湯

源泉掛け流しの大浴場「折鶴の湯」。
名石をふんだんに使い、ゆっくりとお寛ぎ頂けます。男女入れ替え制となっておりますので、2種の大浴場を両方お楽しみ頂けます。こちらも伊香保の名湯「黄金の湯」を源泉掛け流しでお楽しみ頂けます。

3種の貸切家族風呂 壱・弐・参

3種の貸切家族風呂 壱・弐・参

全部で3ヶ所ご用意しております。
別途、料金などは頂いておりませんが、事前予約制でございます。予約先着順となりますので、ご注意くださいませ。
ご利用の際は、フロントにて貸切風呂の鍵をお渡し致します。

名  称 種 類 入浴時間
月光の湯 男性用 15:00〜10:00
折鶴の湯 女性用 15:00〜10:00
貸切家族風呂 壱 混浴 15:00〜25:00 / 06:00〜10:00
貸切家族風呂 弐 混浴 15:00〜25:00 / 06:00〜10:00
貸切家族風呂 参 混浴 15:00〜25:00 / 06:00〜10:00

全てのお風呂は清掃のため、毎日10:00〜15:00の間、ご入浴いただくことができません。
毎日お湯を入れ替えておりますので、ご了承ください。
貸切家族風呂に付きましては繁忙時期を除く平日に関しては16:00開始とさせていただく場合がございます。

また以下は、私どもで仕様しているお湯についてのご案内です。
大浴場・貸切家族風呂につきましては

・伊香保温泉(黄金の湯)を使用しております。
・加温しております。
・加水はしておりません。
・入浴剤は使用しておりません。
・掛け流しです。循環はさせていません。

貸切家族風呂のご案内

・ご入浴に際して、別途ご料金はいただいておりません。
・ご宿泊ご予約時に、貸切家族風呂の時間予約をご予約いただくことが可能です。
 また、ご宿泊当日、フロントに空状況をお問い合わせいただくことも可能です。

貸切家族風呂は本館一階のエレベーターホール前にあり、全部で3ヶ所ご用意しております。
ご利用の際は、フロントでの鍵の受け渡しをお願いしております。
ご入浴時間につきましては、当日フロントでもその都度、状況に応じましてご案内をしております。
ご入浴時間のご希望をあらかじめお伺いしておりますが、先のご入浴いただいた方が長引く場合もあります。その場合、若干お時間が前後することがございますので、ご了承ください。
次のご入浴の方もおられますので、50分程度のご入浴をお願いいたしております。

入浴時間の先行予約について

ご予約につきましては、キリの良い時間(21:00や22:00など)にて承っております。ご希望の方が重複した場合は、先にご予約をいただいた方を優先させていただきますので、予めご了承ください。

伊香保温泉(黄金の湯)

泉質:硫酸塩泉
(正式にはカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・炭酸水・塩素・塩化物混合泉)

源泉温度:約46.5度(湧出口)

伊香保の湯は茶褐色をしており、年間を通じて約42度に保たれています。鉄分を多く含んだお湯は空気に触れたときに酸化し、黄色から茶褐色に変化します。源泉からあふれるお湯は、石段街を通る湯樋(ゆどよ)を通り、私どものお風呂まで届きます。
人肌に柔らかく、温かい伊香保の湯は特に冷え性の女性の血行を促し、芯から温まる女性に優しい「子宝の湯」として古くから知られています。 また伊香保には桜の木を素材として帝室侍医頭の樫村正徳博士が考案した『子宮洗い器(こつぼあらいき)』が現存しています。これは十六世紀の頃に避妊を目的としてフランスで盛んだった「ビデ」とは異なり、「子宝」を目的として売られていたもので、「子宝の湯」の貴重な資料となっています。

伊香保温泉の上手な利用方法について

伊香保温泉は元来、鉄分・カルシウム分を多く含んだ茶褐色の温泉を保有し約400年前から湯治場として多くの人々に利用されてきました。 神経痛・関節痛・うちみ・冷え性・疲労回復といった一般的な効能と、伊香保温泉固有の動脈硬化症・きりきず・やけど・慢性皮膚病などの効能があります。 温泉をより効果的に利用するには、熱い湯に急に入ったり、長湯をするとめまいなどを起こすことがありますので3~10分くらいであがって下さい。また、入浴後、体についた成分は洗い流さないほうがより効果的です。ただし、かぶれ症などの方は別です。
なお、急性疾患・呼吸不全・悪性腫瘍・高度の貧血・その他一般に病勢進行中の方はご利用をお控えください。

伊香保温泉の効能

・伊香保温泉の成分
・浴用の禁忌症、適応症及び入浴時の注意

伊香保温泉の成分

伊香保温泉にて発行しております「伊香保温泉の成分・禁忌症・適応症及び入浴上の注意」より、成分の分析結果を転載いたします。

1. 源泉名
本線(混合泉)

2. 泉質
硫酸塩泉 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性温泉)

3. 泉温
40.9℃
44.3℃(但し、平成10年10月10日現在)

4. 湧出量
3,300l/分

5. 知覚的試験
無色透明、僅かに茶褐色の沈殿物あり

6.PH値
6.4

7. 温泉の成分(本水1kg中に含有する分量)

成  分 ミリグラム(mg) リバル(mval) ミリバルパーセント(mval%)
陽イオン ナトリウムイオン 105.0 4.55 30.99
カリウムイオン 10.20 0.26 1.78
マグネシウムイオン 29.50 2.43 16.56
カルシウムイオン 142.00 7.09 48.29
鉄(II)イオン 8.28 0.30 2.02
マンガンイオン 1.42 0.55 0.36
アルミニウムイオン 0.05 0.00 0.00
296.00 14.70 100.00
陰イオン フッ素イオン 0.30 0.01 0.10
塩素イオン 118.00 3.33 23.42
硫黄イオン 301.00 6.27 44.06
炭酸水素イオン 282.00 4.62 32.42
701.00 14.20 100.00
成  分 ミリグラム(mg) ミリモル(mmol)
非解離 メタケイ酸 177.00 2.26
メタホウ酸 7.70 0.18
非解離成分計 185.00 2.44
容存物質(ガス性のものを除く):1.18g/kg
容存ガス 遊離二酸化水素 98.60 2.24
遊離硫化水素 0.00 0.00
容存ガス成分計 98.60 2.24
成分総計:1.28g/kg
その他 総ヒ素 0.015mg/l -
銅イオン 検出せず -
鉛イオン 検出せず -
総水銀 検出せず -

8. 温泉の分析年月日
平成9年7月18日

9. 分析機関
群馬県薬剤師会環境衛生試験センター

天然温泉利用証についてのご案内

天然温泉利用証の内容

社団法人日本温泉協会様発行の「天然温泉利用証」を貸与いただいております。
これにつきましては施設の格付けではなく、あくまでも各浴槽における温泉の使われ方を目安として表示するもので、3段階にて評価されます。
詳細につきましては、社団法人日本温泉協会のホームページもご覧いただければ幸いです。 申請時には、

・貸与申請書
・調査書
・温泉分析書(写し)
・温泉利用許可証(写し)
・源泉から温泉利用施設(浴槽)までの地図
・浴槽の見取り図
・浴室と浴槽の全容が判る写真
・源泉と浴槽から採取した温泉水のサンプル(各250ml)

を提出しております。
この申請において源泉と浴槽内のお湯のサンプルを提出することにより、源泉と浴槽内のお湯の間に著しい相違(例えば、濃度の違いや成分の変化)がないことを確認していただいております。
各浴槽の認定状況は以下のようになります。

・源泉名    :本線(自然湧出・掘削自噴・動力揚湯)・混合泉
・源泉所在地  :群馬県北群馬郡伊香保町大字伊香保甲湯本585
・引湯方法   :引湯管、湧出量3,300リットル/分
・泉質・泉温  :硫酸塩泉 40.9℃(湧出地)
・温泉の利用形態:完全放流式、加水なし、加温あり

各浴槽の評価につきましては、以下の通りでございます。
ただし、実際の掲示物については

1 = 適正なもの = 二重丸・中丸は塗りつぶし
2 = 概ね適正なもの = 二重丸・中丸は塗りつぶし無し
3 = それ以外のもの = 丸

となります。フォント・機種依存文字の関係上、数字にて表記させていただきました。

名  称 許可番号 源泉・引湯 泉質 温泉利用に関する項目
給湯 加水の有無 新湯注入率
月光の湯 000537-1 2 1 1 1 2
折鶴の湯 000538-1 2 1 1 1 2
貸切家族風呂 壱 000539-1 2 1 1 1 1
貸切家族風呂 弐 000540-1 2 1 1 1 1
貸切家族風呂 参 000541-1 2 1 1 1 1

発行年月日:2004年04月01日
掲示有効期限:2009年03月31日

段階的表示の項目別審査基準は以下の通りになります。

源泉・引湯
利用源泉が当該温泉地に所在するかどうか、源泉の湧出状況、施設までの引湯方法と距離によって審査

泉質
利用源泉が療養泉の規定に適合するか、温泉法上の温泉にのみ該当するかによって審査

給湯方式
浴槽において、温泉がかけ流し(放流式)か、かけ流し循環(放流一部循環式)か、循環かによって審査

加水の有無 加水の有無ならびに、高温泉の温度調整のための加水か、それ以外の目的による加水かによって審査

新湯注入率
浴槽内に新湯が1時間あたりどの程度注入されているかによって審査

私どもでは、上記の天然温泉利用証を各浴場の脱衣場もしくは入口に掲示しております。

浴用の禁忌症、適応症及び入浴時の注意

1.浴用の禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)・活動性の結核・悪性の腫瘍・重い心臓病・呼吸不全・腎不全・出血性疾患・高度の貧血・その他一般に病勢進行中の疾患・妊娠中(特に初期と末期)

2.浴用の適応症
一般的な温泉の適応症
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進
伊香保温泉の特有の適応症
きりきず・やけど・動脈硬化症・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・高血圧症

3.入浴の方法及び注意
温泉療法を始める場合は最初の数日の入浴回数は1日あたり1回程度とすること。
その後は1日あたり2回ないし3回までとすること。
温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間とすること。
温泉療養開始後おおむね、3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわりまたは浴場反応)が現れることがある。
「湯あたり」の間は、入浴回数を減らし、または入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
入浴時間は、入浴温度により異なるが、始めは3分ないし10分程度とし、慣れるに従って延長してもよい。
入浴中は、運動浴は別として一般には安静を守る。
入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない。
(湯ただれを起こしやすい人は逆に入浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい。)
入浴後は湯冷めに注意して、一定時間の安静を守る。
次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
・高度の動脈硬化症
・高血圧
・心臓病
熱い温泉に急に入ると目まい等を起こすことがあるので十分に注意をする。
食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
飲酒をしての入浴には特に注意する。
温泉療養に際しては、温泉についての専門的知識を有する医師の指導を受けることが望ましい。

4.浴用の禁忌症・適応症決定年月日
昭和59年2月4日 群馬県

温泉加温および加温方法について

伊香保温泉(黄金の湯)は湧出口で44.3度になります。少し冷ませばそれだけで入浴できそうな温度ですが、実際には源泉湧出口から私どもまでの浴槽まで約2キロメートルあるため、温度は想像以上に下がります。また、季節や天候、気温によって源泉の温度が変わります。そのため、私どもでは年間を通して湯温を一定にするため、プレート式熱交換機によって加温しています。

熱交換とは・・・
温水の入った容器(a)の中に冷水の入った容器(b)を入れると、(a)の温水の温度は下がり、(b)の温度は上がる現象をご想像ください。例えて言えば、お酒の入ったお銚子をお湯の中に入れてお燗をつけるのと同じことです。